亡き父の遺産相続ができませんでした

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父方の祖父は一代で家具屋を築いて株式会社化し、その会社を父とその兄、いわゆる私の叔父に遺して死にました。私の父はその会社に勤務していたのですが、その株式会社のところに道路建設が決まり、立ち退くことになりました。今どき商売を続けるのはとても難しいことですし、父の兄である現社長は65歳を超えているので、道路が建設されたらそのお金を退職金代わりに分けてその後の生活を支えるということでした。

父の兄はたぶん再就職もできないだろうから億近くのお金を得て、うちの父には2000万円という約束でした。死んだらそれが遺産になり、遺産相続になると思っていました。しかしながら、それをきちんと文書化していなかったのでトラブルが起こりました。父は父の兄と出張中に心臓発作を起こして死んだのですが、母には一銭も遺産が入りませんでした。仕事中の事故でしたが、父は役員待遇だったので労災保険も認められず、就業規則の退職金部分も認められないものでした。身内だからと信用してはならないと思いました。退職金は遺産にはならないようなのです。