遺産相続による親族とのトラブル

元ヤクザの祖父はずっと前に離婚し、長女である私の母と2人で暮らしていました。

聞いた話では元妻は愛想を尽かし、次女を連れて出ていったようです。

ある日、そんな祖父が病気でなくなり、母に多額の生命保険をはじめとした遺産が相続されることになりました。

遺言状はありませんでしたが、他に身寄りはなく、ずっと一緒に暮らしていた母に支払われるのは

誰もが当然だと思っていました。

しかし、葬式の日、突然元妻が次女と一緒に葬祭場に現れお金を分けるようにと伝えてきました。

10年以上、母が結婚するときも祖父が倒れたときも一切連絡をとってこなかったのですが

どこかで亡くなかったこと、遺産が発生することを知ったようでした。

その日は追い返したのですが、そこから毎日のように執拗に連絡をしてくるようになってきました。

決まって「私にも分けてもらう権利はあるはずだ！」と主張を続け、母は憔悴しきっていました。

距離がある地域に住んでいたはずですが、電話にでない日は

自宅に来ることも多々ありました。

疲れ切った母は最終的にお金を分けることを決断しかけましたが、

それを見かねた父が間に入り、威嚇することで以降二度と来ることはありませんでした。

後で聞いた話ですが、元妻と次女には借金があったようで

ゆえに必死に遺産の相続を狙っていたようです。